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鈴村裕輔野球文化学会会長・名城大教授

1976年、東京都出身。法政大学博士(学術)。名城大学外国学部教授。主な専門は政治史、比較思想。野球史研究家として日米の野球の研究にも従事しており、主著に「MLBが付けた日本人選手の値段」(講談社)がある。スポーツを取り巻く様々な出来事を社会、文化、政治などの多角的な視点から分析している。アメリカ野球学会会員。

トランプ大統領はベネズエラを「州に昇格!」と発言 WBC決勝はかつてなく政治的な意味を帯びていた

公開日: 更新日:

 ベネズエラが米国を破り、2026年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を制した。

 26年の世界が最初に直面した衝撃は、1月3日に起きた米国によるベネズエラへの侵攻と、大統領のニコラス・マドゥロの拘束だった。

「絶対的決意」と名付けられたマドゥロ拘束のための作戦を指示した米国大統領ドナルド・トランプは、今回のWBCの結果に敏感に反応した。

 ベネズエラの優勝を受け、トランプはSNSに「州に昇格!!! 大統領DJT」と投稿した。

 トランプは準決勝でベネズエラが勝利した際にも、「最近ベネズエラにはよいことが起こってます! 一体この魔法は何でしょうか? 州への昇格でしょうか? 51番目の州となるのでしょうか? 誰か知っていますか?」と書き込んでいる。

 かねてベネズエラの国家経営への関与を示唆するトランプにとって、マドゥロの拘束は最初のよいことであり、2番目のよいことはWBCでの優勝、そして3番目によいことはベネズエラが米国の州に組み込まれることである。

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