須賀川市中央図書館(福島県)2人の円谷に松尾芭蕉関連が充実
福島県のほぼ中央に位置する須賀川市は、2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた。
市街地を中心に約5000棟の家屋が半壊以上の被害を受け、市庁舎も全壊した。須賀川市中央図書館は公民館、子育て支援施設を備えた複合施設「須賀川市民交流センター tette」として2019年に開館。市民文化復興のシンボルで、なおかつ中心市街地活性化の中核施設だ。
5階建てで、1階は街中の広場をイメージ。すべての空間が吹き抜けやスロープで緩やかにつながっていて、テラスが多いのも特徴。館内は明るく開放感があり、2021年には日本図書館協会建築賞を受賞している。
建物はもちろん、図書の配架にも大きな特徴がある。館長の菅野佳子さんがこう言う。
「通常の図書館の十進分類にとらわれず、テーマ配架にしています。1階が『であう』、主に子どものフロアの2階は『わくわく』『はぐくむ』『あそぶ』、3階は『まなぶ』『つくる』、4階は『しらべる』『うごく・かなでる』、5階は『あつまる』と、フロアごとに9つの活動を振り分け、関連図書を配架しています。図書館、公民館、子育て支援機能の融合なので、例えば2階には子ども向けの図書も遊び場もあり、4階は地域資料や専門図書だけでなく学校の軽音楽部が使えるようなドラムセットの置かれた部屋もあります」

















