市川海老蔵「唯我独尊」戦略の行方 スキャンダル余波で年内襲名示唆も口上に難題

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「今年、団十郎が誕生しそう」と、「團菊祭」取材会で尾上菊之助(44)が発言したのは8日のこと。松竹も否定しなかったため、市川海老蔵(44)の襲名披露興行の年内開催が見えてきた。しかしながら、今度は数々のやんちゃな出来事や多重交際といったスキャンダルに対して幹部俳優が「口上」に並ぶことに難色を示しているという報道もあった。

 そんな中、我が道を行く海老蔵は新戦略に向けて動いているという。

「今夏、10万円の写真集を限定100冊で発売するそうです。海老蔵さん側の算段ではファンクラブ会員は3000人、ひいき筋などコアなファンが300人おり、100冊なら確実というわけです。歌舞伎の自主公演についても、市川宗家の演目を特許申請、商標登録しようと準備していたり、中国企業をスポンサーにつけるべく水面下で活動しているそうです」(芸能関係者)

 芸能リポーターの川内天子氏がこう言う。

「団十郎襲名とあらば口上に重鎮は並ぶでしょうが、まん防中の多重交際など目に余る行動はもちろん、一般芸能人のような拝金主義ビジネスを梨園は快く思っていない。松竹、母の希実子さん、ご本人が頭を下げて、なんとか襲名にこぎつけたとしても、今後も苦境に立たされることは確か。スポンサーを頼れば結果的に切れない縁になってしまうので、本当に海外スポンサーに近づいたり、特許に動いているとしたら、最後の切り札、松竹もどう出るかわかりませんよ」

 唯我独尊でやっていけないことにいつ気づくのか。

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