著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

テレビ芸を潔く諦め…清水ミチコが努力を努力と感じず手にした芸の高み

公開日: 更新日:

ダウンタウンやウンナンとの情熱が全然、違ってた」(清水ミチコ/テレビ朝日系「証言者バラエティ アンタウォッチマン!」4月25日放送)

 ◇  ◇  ◇

 今や、モノマネ芸人として唯一無二の立ち位置を確立した清水ミチコ(62)。テレビデビューした1987年には「笑っていいとも!」のレギュラーになり、その翌年にはダウンタウン、ウッチャンナンチャンらとの「夢で逢えたら」(ともにフジテレビ)のメンバーになり、その名を知らしめた。

 しかし、清水本人はそこで大きな挫折を味わっていた。その実感をつづった言葉を今週は取り上げたい。「集団コントに向いていないと初めて知りショックだった」と続ける。

 もともと、清水は10代の終わり頃に音楽と笑いを融合したタモリのコンサートを見て「これだ!」と思い、芸人を志した。タモリのことを調べていくうちに放送作家の高平哲郎の存在を知り、ラジオや雑誌に投稿し始めた。採用された喜びを話したバイト先の店長の親戚にはラジオのディレクターがおり、放送作家兼出演者としてデビューすることになった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大はヤンキースに未練タラタラ…「一途な200勝男」は復帰願望を周囲にこぼしていた

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 4

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 5

    高市早苗氏は頼みの党員・党友支持に急ブレーキで決戦シナリオ破綻…陣営が迫られる「地獄の選択」

  1. 6

    不世出のストライカー釜本邦茂さんが草葉の陰から鹿島18歳FWの「代表入り」をアドバイス

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  3. 8

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 9

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇