間宮祥太朗の成長ぶりに涙、涙で… 「ナンバMG5」最終回の“本広マジック”に高まる期待

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 世帯視聴率5%台なのに、ここまで話題になる連ドラも珍しい。22日にいよいよ最終回を迎える間宮祥太朗(29)主演の「ナンバMG5」(フジテレビ系)だ。

 初回は6.6%だったが、その後は数字を下げ、15日放送の第9回は5.3%だった(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

「ところが、最新のオリコンのドラマ満足度調査では、二宮和也の『マイファミリー』(TBS系)、山下智久の『正直不動産』に次ぐ3位にランクイン。回を重ねるごとに視聴者の満足度が高まっていっているのが特徴的で、全体的に不調だった春ドラマの“隠れた名作”なんて報じられています。〈終わってほしくない〉なんて声も目立ちますね」(テレビ誌ライター)

 ネット上にも〈最初あまり期待してなかったが、役者さんが、皆芸達者ですごく面白かった〉〈単なるヤンキーの学園ものだと高をくくっていたが、案外こんな単純なストーリーの方が面白いんだよね〉などなど、好意的なコメントがあふれ返っている。

「何より間宮さんの成長ぶりがすごい。当初は役柄を掴みかねていたのか、演技もフワフワしたところがありましたが、次第にキレが増してグイグイ引き込まれるように……そのまま間宮さんの成長ドラマを見ているようで、第9回で警察に連行されるシーンなんて思わず涙、涙で……かつての『金八先生』の名シーンを見ているような“神回”でした。間宮さんのポテンシャルを感じましたね」(ドラマ制作会社関係者)

芸達者な役者が揃う

 間宮の兄役の満島真之介(33)や、ヒロインの森川葵(27)、相棒役の神尾楓珠(23)など、実年齢とのギャップを感じさせない芸達者な役者が揃っていることもあるだろうが、ある在京キー局幹部はこう言う。

「コロナ禍の影響で第2回が放送延期になり、そこで視聴率が下がったというアクシデントがありましたが、逆にそのおかげというか、その後は、回を追うごとにどんどん話のテンポが良くなっているような気がします。最初の頃はダラダラした印象もありましたが、そこはそれ、さすが『踊る大捜査線』シリーズの本広克行監督です。初回と第9回と最終回の演出を手がけていますが、視聴者を泣き笑いさせ、心を掴んで、その先を見たくさせるのが劇的にうまい。最終回に向けて期待と満足度が高まっているのは、間宮さんの演技力アップと“本広マジック”の相乗効果でしょう」

 いよいよ最終回。視聴者の満足度がさらに上がることは間違いなさそうだ。

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