著者のコラム一覧
荒木経惟写真家

1940年、東京生まれ。千葉大工学部卒。電通を経て、72年にフリーの写真家となる。国内外で多数の個展を開催。2008年、オーストリア政府から最高位の「科学・芸術勲章」を叙勲。写真集・著作は550冊以上。近著に傘寿記念の書籍「荒木経惟、写真に生きる。荒木経惟、写真に生きる。 (撮影・野村佐紀子)

<91>横尾忠則さん、デビッド・ボウイの顔のTシャツで現れたんだ

公開日: 更新日:

 男の顔を撮るときは、背景を無地で撮ろうと決めてるんだけど、いくつか例外もあるんだよ(1997年より雑誌『ダ・ヴィンチ』で「アラーキーの裸ノ顔」を連載。各界で活躍する男性のポートレートを撮影)。

 横尾忠則さんもそうでね、横尾さんのアトリエに行って撮ったんだよ。描いている途中の絵や作品とかいっぱいいろんなものがあってね、顔を描いた作品もあるんだ。そしたら、そこに横尾さんがデビッド・ボウイの顔のTシャツを着て現れたんだよ。シャツが顔なんだよね。だからさ、横尾さんが描いた作品の顔も入れて、顔だらけにしちゃったんだよ。

 横尾さん、去年も大きな展覧会やってたよね(2021年、大規模な個展「GENKYO 横尾忠則 原郷から幻境へ、そして現況は?」を愛知県美術館、東京都現代美術館、大分県立美術館で開催)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋