安倍元首相銃撃事件めぐるTV各局大騒乱の顛末 NHKvs民放の構図、コメンテーター奪い合い

公開日: 更新日:

「安倍元首相が選挙応援演説中に撃たれた」──。

 この一報を受け、蜂の巣をつついたようになったのがテレビ東京を除く各キー局だった。即座に対応したのがやはり局員数1万人を誇るNHK

「奈良支局に常駐するカメラマンや記者ら約30人を県警や搬送先の病院に張り付かせた。なかでも大きな成果を上げたのが、奈良支局チームと東京から派遣された社会部&政治部の遊軍チーム20人です。銃撃現場にいた一般人を手当たり次第に囲い込み、携帯に録画された動画を探した」(マスコミ関係者)

 その成果がテレビ局で唯一、山上徹也容疑者(41)が安倍元首相に歩み寄りながら改造銃を向ける映像だった。

「山上容疑者を押さえ込むツイッターの動画や爆音とともに白煙が上がる映像はほとんどの局が放送しました。あとは朝日新聞が容疑者逮捕の瞬間を撮ったスチールです。しかし、山上容疑者が歩きながら改造銃を構える決定的な瞬間はNHKだけでした」(前出のマスコミ関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった