「24時間テレビ」逆風下の全舞台裏 “統一教会砲”突っぱねても肝心の募金額は1億円減

公開日: 更新日:

番組終了時点で昨年より1億円以上ダウン

 コロナ、節電、統一教会という逆風をなんとかしのぎ、3年ぶりの有観客開催を切り抜けたというわけだ。しかし、肝心のチャリティー額はいまひとつ振るわなかった。

 番組終了時点で発表された、その時点までの募金額は「3億1819万4209円」。これは昨年(21年)の同時点での「4億2102万9826円」に比べると1億円以上ダウン。

 年間を通しての正式な集金額は、例年秋に発表され、昨年も、最終的には8億8621万4435円(昨年時までの44回の中で、歴代23位の額)にまで伸ばしたが、今年はどこまで迫れるか。

「今年も会場での募金はなく、スマホやパソコンを駆使した『キャッシュレス募金』。今年は、出演タレントたちが募金した人と電話でしゃべれる“感謝の電話”という企画も行われましたが、募金額はコロナの影響もあってか昨年より下回ってしまった。“チャリティー番組”と銘打っている以上、やはり募金額は大切です」(別の日テレ関係者)

 感動のおしつけという批判は今更だが、ネット全盛時代に「24時間テレビ」の存在意義そのものが問われていることはたしかだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  3. 3

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  5. 5

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  1. 6

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 7

    衝撃の新事実!「公文書に佐川氏のメールはない」と財務省が赤木雅子さんに説明

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    高市首相が漫画セリフ引用し《いいから黙って全部俺に投資しろ!》 金融会合での“進撃のサナエ”に海外ドン引き

  5. 10

    日本ハムはシブチン球団から完全脱却!エスコン移転でカネも勝利もフトコロに…契約更改は大盤振る舞い連発