著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

出演本数1位を狙うオードリー春日は不可能を可能にするニュース製造機

公開日: 更新日:

「笑かすって気持ちは邪念ですから、場を清める意識で!」
 (春日俊彰テレビ朝日系「凪咲とザコシ」8月30日放送)

 ◇  ◇  ◇

 番組内でオードリーの春日俊彰(43)が渋谷凪咲やハリウッドザコシショウに「トゥース」は左手の人さし指だけを立てるとか、足も左足が前で「口から自分の本体が出るくらいのイメージで叫ぶ」など、自身のギャグを“伝授”していく。「鬼瓦」は鬼なので人さし指はツノを表現しているそう。そんなギャグをやる際の心構えを語った一言が今週の言葉だ。

 そうやって次々とギャグを求められるのは、ブームになった2009年以来で「2022年の感じがしない」と笑う春日だが、22年に春日はブームだった09年並み、いやそれ以上にテレビに出まくっている。

 テレビ番組・CM調査分析会社のエム・データによる「2022年上半期TV番組出演ランキング」では、1位の設楽統を筆頭に上位に帯番組MC陣が並ぶ中、なんと2位につけている。

 以前、相方の若林は「この手のランキングを気にしているタレントがいるのかな?」と疑問を口にしていたが、すぐ隣にいたのだ。春日は「とにかく1位とりたい」と、このランキングでトップに立つことをひとつの目標にしているという(テレビ東京系「あちこちオードリー」22年8月10日)。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ