著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

仲本工事さんはテレビでの「優しいおじさん」そのまま…個性派集団には欠かせない存在だった

公開日: 更新日:

 収録が終わって1週間も経たないうちに、私が定宿にしていたホテルのエレベーターのドアが開くと中に仲本さんが! びっくりして「おはようございます! 先日トミーズの番組で……」と言い終わらないうちに「あぁ構成の! 会うもんだね。悪いことはできないね~」と気さくに話をしてくださり、他のお客さんが「あっ!」と声を出すとやはり笑顔で「どうも」と会釈をされたり、気軽に握手もされていました。

 自然体で腰が低く、穏やかな笑顔を絶やさない仲本さん。ドリフ内でもめ事が起こると仲本さんが仲介に入っておられたという話を耳にしますが、こういう方だからあの個性派集団には欠かせない存在だったんだなと感じました。

 天国でもいかりや長介さん、荒井注さん、そして志村けんさんとコントを考えていらっしゃることでしょう。長い間楽しい笑いをありがとうございました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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