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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

紅白出場歌手は“特別枠”のほうが話題に…予想合戦はそろそろゲームチェンジの時期か

公開日: 更新日:

 こうして見ると、紅白出場者よりも特別枠の出演者のほうが話題性もあり関心も高まりそうだ。

 10人の審査員も今年の顔が並ぶ。スポーツ界からは“村神様”ことヤクルト村上宗隆サッカー日本代表監督・森保一。来年の大河「どうする家康」に主演する嵐の松本潤ジャニーズ初の審査員を務める。

 サッカー日本代表長友佑都もゲスト出演。気合の入った「ブラボー」の絶叫が流行語になりイベントに引っ張りだこの長友と、「ブラボー」の掛け声ではお馴染みの大泉とのコラボも見もの。

 一線で活躍する歌手や各ジャンルで今年の顔だった人をNHKに持っていかれれば、民放はスポーツかお笑いに頼るしかない。そこで2006年から日テレが始めたのがダウンタウンの「笑ってはいけない」だった。視聴率は紅白に及ばなくとも紅白に次ぐ大晦日の人気番組として定着していたが、昨年に続き今年も中止。

 ライバルのいなくなった紅白も、最近は若者のテレビ離れもあり、視聴率は低下傾向だ。

 昨年も前年比6ポイント減の34.3%だった。多少は危機感を持ったようで、今年は「見せましょうNHKの底力を」と言わんばかりの布陣。結果はおのずとついてくるか。

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