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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

キンプリが5月末までの“在庫一掃セール”で稼ぎ出す300億円 ファン心理につけ込んだ営業戦略

公開日: 更新日:

 改めて確認すると、今月18日にはグループ初となったドーム公演を収めた映像作品が発売され、2月22日には5人のキンプリで最後となる第12弾のシングルがリリースされる。3月22日には昨年のアリーナツアーを収録した映像作品、4月19日にはグループ初のベストアルバムが発売される。このファン心理をワシ掴みにした怒涛の営業戦略が、関係者にため息をつかせている。筆者の試算によると、この「これでもか」というキンプリの駆け込みプロモーションの総売り上げは300億円近くに達する。

 膨大な売上金額の根拠について、知人の音楽関係者も次のように説明してくれた。

「キンプリのこれまでの作品の売り上げ数字を検証すると、ベストアルバムまで続く今年の戦略が大体推測できます。まず、映像作品だとDVDで14万枚程度、ブルーレイで18万枚程度の基礎数字があります。ファンとしてはジャケ写や先着、予約、初回限定、ファンクラブ限定でそれぞれに付いてくる違う特典を全て手に入れたいという心理が働くでしょうから、映像内容が同じだとしても全部に食指が動きます。例えば今月18日発売の作品だと、初回限定盤DVDは6930円、ブルーレイは7480円で、通常盤はDVD5830円、ブルーレイ6380円。これに売り上げ基礎数字をそれぞれ掛ける計算式によって、概算をはじき出すことができます」

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