著者のコラム一覧
荒井宏幸クイーンズ・アイ・クリニック院長

クイーンズ・アイ・クリニック院長。医学博士・眼科専門医。医療法人社団ライト理事長。みなとみらいアイクリニック主任執刀医。防衛医科大学校非常勤講師。

ドライアイ(3)まばたきを意識して行うことが予防策になる

公開日: 更新日:

 涙腺から出る水と、マイボーム腺から出る脂分のミックスでできているのが、涙。それらが「良い具合」に混合したものが「良い涙」ということになります。水と脂分、どちらの割合が多くても、目の表面をうまく覆えない仕組みとなっています。

 目の表面をうまく覆えなくなると、BUT短縮型のドライアイ、つまり涙の質が悪いドライアイとなります。このタイプはBUT検査で診断ができます。また、涙腺機能が悪く、涙液自体の量が少ない場合は、涙液減少型のドライアイで、シルマー検査で診断します。

 ドライアイのイメージとしては、涙液減少型を思い浮かべる人は多いかもしれませんね。ですが、いまはBUT短縮型の方が多いのです。最近のドライアイ用の点眼薬(処方薬)には、上記のどちらにも対応できるものがあるため、検査と診断の結果を見て、効果のありそうな方を処方します。

 ドライアイを予防するために、まばたきを意識して行うことはとても大切。私たちは長時間パソコンやスマホなどを見ているせいで、まばたきをする回数が少なくなっています。一度まばたきをすると、目薬を一滴さしたときと同じぐらい、目の表面が濡れるんです。「長くスマホの画面を凝視しているな」など、気がついたなら意識的にまばたきをする習慣をつけるようにしましょう。

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