スタジオジブリ宮崎駿監督作「もののけ姫」4Kデジタルリマスター版の見どころとは

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 スタジオジブリの宮崎駿監督作「もののけ姫」(1997年)の4Kデジタルリマスター版が、全国のIMAXシアターで限定公開されている。連日かなりの観客を集めて盛況のようだが、「もののけ姫」が劇場で公開されるのは、2020年にコロナ禍で新作映画が供給されなくなったとき、急遽再上映されたことがあるものの、本格的なリバイバル上映は28年ぶり。テレビの「金曜ロードショー」で作品とファーストコンタクトした若いファンには、劇場で出合い直すまたとない機会になっている。

「もののけ姫」は宮崎作品としては、初めてデジタル技術が導入された映画で、シーンによってはアナログとデジタルが混在したカットがある。それを今回の4Kデジタルリマスター版では全体のトーンを統一。色彩を調整するグレーディングもし直して、オリジナルフィルムの色味と雰囲気を細密に再現している。これによって劇中で、たとえば製鉄を担うタタラ場から上がる黒い煙や、昼夜で姿が変形するシシ神など気体や液体的の微細な表現が、より自然に映し出されている。

 また音響も素晴らしく、音楽、効果音、セリフをIMAXの音響システムに合わせて合成し直し、全国の劇場で5.0チャンネルの音声フォーマットで上映。これによって揺れる森の精霊コダマが首を振って揺れるときの音にも、遠近が感じられて広がりが生まれた。

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