生活習慣のさらなる改善が寿命を延ばす…ブルーゾーンで進む長寿環境の探索

公開日: 更新日:

 寿命を大きく延ばした20世紀。1900年代までの600万年間で20年延長した寿命は、それ以降2000年までの100年間でさらに40年延ばすことに成功した。その大きな原因は、人類が衣食住などでの環境を整えたことにある。

 この間、がんやアレルギー、不妊などの病気が劇的に増加したが、それは病気を進化の副作用とするダーウィン医学の立場で見ると、長寿に向けた進化の代償とも言える。

 具体例として、前回はがんを取り上げた。花粉症や潰瘍性大腸炎といった「自己免疫疾患」の増加からも説明できる。

 本来、人類が保持する免疫能力は自然の中で暮らし、常に外敵に囲まれ体内侵入におびえていた時代に作られた。それに比べて現代は敵が極端に少ない。そのため、免疫組織が力を発揮する敵との邂逅が減った。その結果、ちょっとしたきっかけに過剰に反応してしまうこともあり、これは人類が周りの環境を整備することで長寿を達成した副作用とも考えられる。

 では、近年の「不妊」の増加はどうか? 生殖と長寿は負の関係にあり、生殖に費やされるエネルギーにより寿命が犠牲になるといわれてきた。それは無脊椎動物においては線虫やショウジョウバエ、脊椎動物についてはターコイズキリフィッシュなどの生殖細胞除去実験で証明された。生殖細胞除去により、いずれも寿命が延びたのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広島】2026年 戦力外通告選手一覧

  2. 2

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  3. 3

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  4. 4

    萩本欽一〈50〉世にも奇妙な父の最期「医師が『ご臨終』と言った後に、首がぐーって動いてさ」

  5. 5

    元巨人・桑田真澄氏に白羽の矢…中日はなぜ“完全外様”を次期監督の最有力候補に据えたのか

  1. 6

    中日「桑田真澄監督」誕生の最大障壁はナゴヤの地元愛…落合博満氏以上の“完全外様”は歓迎されるのか

  2. 7

    際立つ進次郎防衛相の外交オンチ…「高市総理に軍拡フリーハンド」で日中対話ますます遠のく

  3. 8

    JR東日本で相次ぐ「グリーン車タダ乗り」問題を乗車して検証…SNSに“アテンダントなし区間情報”流れモラル崩壊

  4. 9

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

  5. 10

    【12球団】プロ野球2026年 戦力外通告選手(随時更新)

おすすめ求人情報

看護師・准看護師/病院・医療機関/賞与あり
相澤病院 長野県 松本市 正社員
月給24万5,300円~28万8,100円
中型ドライバー/決算賞与あり/大手で正社員/日勤で15~16時には退勤
中川物産株式会社 岐阜県 美濃加茂市 正社員
月給33万円~35万円
50代・60代歓迎の「タクシー乗務員」/配車依頼中心・勤務日数も相談OK
更埴観光タクシー株式会社 長野県 千曲市 正社員
年収300万円~540万円
制御盤の電気設計/正社員採用/高収入/車通勤OK
サンワ株式会社 大阪府 堺市 正社員
月給32万5,500円~35万8,000円
Sponsored by 求人ボックス