大泉洋「ちょっとだけエスパー」脚本・野木亜紀子の遊び心に期待大
異色度では今期ドラマのナンバーワンかもしれない。大泉洋主演「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)である。
主人公は会社をクビになり家族も貯金も失ったサラリーマン、文太(大泉)だ。謎の企業「ノナマーレ」に再就職し、エスパー(超能力者)として「世界を救う」ことに。
与えられたのは「触れた相手の心の声を聞ける」という限定的な超能力。見知らぬ誰かに雨傘を持たせたり、朝5分だけ早く目覚めさせたりすることで、彼らに小さな幸福をもたらす。ただし、これが世界を救うことなのか、文太だけでなく見る側も心もとない。
また、偽装の夫婦生活のパートナーである四季(宮崎あおい)との関係も気になる。どうやら文太が本当の夫だと信じているらしい。不思議な魅力の女性だが、文太は「人を愛してはならない」という会社のルールに縛られているのだ。
文太の先輩エスパーには、花を咲かせる桜介(ディーン・フジオカ)や動物と話せる半蔵(宇野祥平)らがいる。いずれ共同で取り組むミッションもありそうだ。


















