岸井ゆきのが聴覚障害のボクサー熱演 映画「ケイコ 目を澄ませて」が描く時代性とメッセージ性

公開日: 更新日:

 映画は16ミリフィルム独特のざらついた質感の映像と、劇伴音楽を排したストイックな作風で、迷い続けながらもひたむきに努力を続けるケイコの揺れる心情を描いていく。

「努力が報われるとか、勝利を目指すのがスポーツ物によくあるパターンですが、本作は違います。選手生命もジム経営もいつかは終わるものですが、その先も人生は続くし、前向きに生きていくことはできる。良くも悪くもゴールに達して終わりじゃないんだと気づかせてくれます。コロナ禍で家族や生業を失った人があふれる現在、この映画のメッセージはとても力強く、温かく感じられるのでは」

 原作から時代設定を現代に変更し、劇中ではあえてコロナ禍で難儀するヒロインの姿も描写した。単純なスポ根とは一味違う、時代性豊かなボクシング映画といえそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網