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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

ハライチ・岩井勇気 一番面白い「どうなっちゃう?」のヒリヒリ感

公開日: 更新日:

「過去の自分をただ笑わせたい。それだけ」(岩井勇気テレビ東京系「ゴッドタン」1月3日放送)

 ◇  ◇  ◇

 近年、「腐り芸人」として脚光を浴びていたハライチ・岩井勇気(36)が、相方・澤部佑とフリーアナの神田愛花と共にフジテレビ系のお昼の帯番組「ぽかぽか」のMCに抜擢された。

 はたから見ると、陰のような場所から一気に日の目を浴びる場所に駆け上がった形となった岩井は、冒頭の番組で過去の自分と別れを告げる「Good bye」という自作曲を昔の自分と今の自分の掛け合いで歌う。サビでは「2人の道は別々なんかじゃない 思いはいつも1つ ただ『笑わせたい』それだけ」と歌う。その後の歌詞が今週の言葉だ。

 ハライチはデビュー後ほどなくして、バラエティー番組に出演することになったエリートだ。しかし、岩井は番組で明るく振る舞うことが楽しいとは思えず、2010年にレギュラーに抜擢されたフジテレビ系伝統の若手ユニット番組「ピカルの定理」で、その苦手意識を確信した。

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