桧山珠美
著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

木村拓哉のCMがますます痛々しい…広瀬すずとのマックカフェ、オープンハウスでの「地底人」

公開日: 更新日:

 夏といえば思い出すのが「金鳥の夏、日本の夏」というCM。印象深いのは初代の美空ひばりだ。浴衣に屋形船、なんとも風情がある昭和のCMだった。

 そして今年。同じく金鳥の「蚊、来ない」のCMにグッときた。白いワンピースを着た飯豊まりえが夕暮れ時、渦巻きの蚊取り線香に火をつけて窓の外に置き、「ここらへんに置くと、蚊、来ない」と歌い、最後におちゃめなポーズで「ええやん!」。穏やかな日本の夏に飯豊まりえがよく似合う。

 似合うといえば、梅沢富美男のCMも本人のキャラそのままで、つい笑ってしまう。ひとつはサントリー。田中みな実に「タコハイって何味って思うよねえ」と問われ、「何味、何味?」とスケベ親父全開で食いつく。

 そして、もうひとつ。ローソンのCMで、真夏のビーチで愛犬とともにくつろぐアロハ姿の梅沢の前に現れた人魚姫風の王林が「おにぎり300円分買うとお茶プレゼント!」とアピールすると、「じゃあ、行く」と目をハートにするのだ。

 どちらも若い女性に話し掛けられると鼻の下を伸ばしてデレーッとうれしそうに反応するTHEオッサンなところが梅沢にマッチしていて、逆にほほ笑ましく感じる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異