R-1グランプリに風雲急! 芸歴制限撤廃&ネタ時間延長は視聴者にもメリットだらけ

公開日: 更新日:

 お笑い研究家の鈴木旭氏はこう話す。

「芸歴10年以下の出場制限が設けられた時は、“コア視聴率”が登場してきた頃で、若い視聴者を意識した改革だったんだと思います。しかし若者が見たい=若い芸人とは限らない。そういう意味では、芸歴の長い手だれのピン芸人にも出場のチャンスが広がるのは楽しみです。往年のフジテレビの“楽しくなければテレビじゃない”じゃないですが、港社長になって柔軟に面白いものをつくっていこうという姿勢が影響しているのかもしれません」

 鈴木氏が続ける。

「特にピン芸は他者がいない中で“どんな芸風が自分にフィットするのか”を掘り当てるだけでも時間がかかる。それだけに、『10年以下』という制限はなかなか厳しいものがあったように思います。さらにコント、ギャグ、漫談、フリップネタなどジャンルも幅広いので、審査する方も大変です。ちなみに3分から4分になると、コント師はやりやすくなるでしょうね」

 ベテラン勢にも門戸が開かれるとなると、さらにさまざまなタイプのピン芸人が登場することになりそうだ。お笑い関係者はこう話す。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー