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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

努力の仕方をより心得て 高橋みなみは「必ず報われる」と証明し続ける

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 高橋はAKB1期生。当初はセンターにも立っていたが、やがてカリスマ性のある前田敦子がその座を占めるようになっていった。「前田敦子にはなれない」と気づいた彼女は「誰もが自分の人生の主人公であるべきだけど、すべての人生がセンターという主人公の物語ではない」と自著「リーダー論」につづっている。

 選抜に入るためには、どうすればいいか。彼女は「自分の適性はセンターではなく、グループを引っ張ることなのかもしれない」(オリコン「ORICON NEWS」2015年12月10日)と考え、リーダーとしてAKBを引っ張っていくことを決意したのだ。

 そのリーダーっぷりは、マツコ・デラックスをして「あなたがこの巨大化したAKBの象徴なんですよ。他に人気で1番の子はいたけど、あなたが魂の部分でAKBなわけ」(フジテレビ系「アウト×デラックス」21年4月1日)と言わしめたほど。

 少年マンガの熱血漢のように力強くチームをまとめていた高橋だが、冒頭の番組では同期の峯岸みなみが裏では少女マンガの女の子のような側面があったと証言。19年に彼女が15歳年上の男性と結婚したことにツジツマが合ったと感想を述べていた。

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