著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

破滅型で無頼派 霜降り明星・粗品の他の追随を許さない勝負強さ

公開日: 更新日:

「金なさすぎて、こないだ1万円札拾ったんですけど、よう見たらダブルチーズバーガーの包み紙でした」
粗品TBS系「オールスター感謝祭」10月14日放送)

  ◇  ◇  ◇

「『オールスター感謝祭』に打ち込みすぎて、『オールスター感謝祭』を代表して来ました」と言う霜降り明星・粗品(30)。その言葉通り、本来、宣伝を兼ねて各番組を背負って出演する「オールスター感謝祭」に、粗品は「感謝祭」の“代表”として出演した。

 徹底して予習などをしてきた粗品は、クイズ王・伊沢拓司らに競り勝ち、代表者らしく見事に2度目の優勝を果たしたのだ。

 番組では途中、粗品の借金額と巨人の選手の平均年俸の金額が多いのはどちらか、を問うクイズが出題された。

 正解は「1億円弱」もあるという粗品の借金。その際、コメントを振られ、粗品が明かしたエピソードが今週の言葉だ。

 昨今、脚光を浴びている、いわゆる「クズ芸人」たちの借金額とはスケールが違う。確かに以前、粗品は「僕が(借金額を)言ったら、すべての人(クズ芸人)の仕事がなくなると思う」と語った上で「僕の借金の5分の1の借金額の漫画のキャラクターが、山で木に縛られて虫に食われてました」(テレビ朝日系「芸人シンパイニュース」22年1月7日)などと笑っていた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  4. 4

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  5. 5

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  1. 6

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  2. 7

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方

  3. 8

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  4. 9

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  5. 10

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした