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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

紅白司会の有吉弘行も、スキャンダルの松本人志も…芸能界は「騒がれるうちが華」だが

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 一方で、肩身が狭くなる演歌界。大御所の石川さゆり、坂本冬美は貫禄の歌唱だったが、三山ひろしは恒例のけん玉、水森かおりはドミノとコラボ。審査員の堺雅人は「見るほうに夢中で歌を聴いていなかった」と発言したのは滑稽でもあった。ともあれ、騒がれるうちが華を実証した紅白だが、本当の危機はメディアも世間も騒がなくなった時である。

■松本VS文春が始まる予感

 紅白と入れ替わるように動き出す気配を見せ始めているのがダウンタウン松本人志のスキャンダル。昨年末、週刊文春が報じた複数の女性による「恐怖の一夜」の告発。8年前の話だが内容はかなり具体的だ。故ジャニー喜多川氏の性加害報道とよく似た構図に見える。

 吉本興業は松本から言質を取ったのだろう「当該事実は一切ない」と否定。「法的措置も検討する」と反論した。吉本の見解を額面通り受け取れば、文春の記事は作り話になる。当の松本はX(旧ツイッター)で「とうとう出たね」と意味深な投稿。まるで出ることを予想していたかのようだが、松本VS文春が間もなく始まることを予感する。

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