著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

博多華丸・大吉の「舞台への思い」が凝縮されたコメントに涙…どんな売れても2人は自然体

公開日: 更新日:

 そして翌年「R-1ぐらんぷり2006」の決勝に進んだ華丸くんは、当初違うネタをするつもりだったのを大吉くんと大喧嘩をして2人でつくった「児玉清さんネタ」を披露して栄冠を勝ち取りました。賞金の500万円は「2人でつくったネタだから」と折半にしたとのことでした。

 と、ここまでは華丸くんが目立っていましたが、それ以来全国ネットの番組にも度々出演し、14年の「THE MANZAI」(フジ系)で優勝。人気を不動のものにしました。大吉くんがうまく華丸くんを操って、ちゃんといいところを引き出しつつ、無理がない(そう見せているところもあるけれど)自然体の漫才が好きです。番組の最後に大吉君が「この予選に出ていない方も僕らの先輩たちも、本当に面白い漫才師さんは劇場にいますので、ぜひ皆さん劇場に足を運んでください」という挨拶をしてくれました。「テレビに出てる人だけが面白いんじゃないんですよ」という劇場、舞台への思いが凝縮されたコメントだったと思います。漫才に関わるひとりとしてこの挨拶には思わず涙を流してしまいました。

 どんなに売れてもおごることなく、自然体の華丸・大吉くん。これからも漫才をおろそかにすることなく活躍の場を広げていってくれることでしょう。

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