吉本芸人のギャラ格差は「天国と地獄」…トミーズ雅が“億イレブン”暴露、一方で「月給6円」も

公開日: 更新日:

「謹慎前のフジモンのギャラはバラエティー1本で約10万円、ひな壇芸人として多くの番組に出演していました。それに加えて、かつて本人が明かしていた1ステージ1万6000円の劇場出演収入とユーチューブ収入などを合わせると、1500万~2000万円はあったと思います。それが一夜にして6円になるのですから、いかに芸人は浮き沈みが激しいかということですよ」(キー局関係者)

■吉本芸人は全国に6000人

 そもそも吉本芸人は、事務所のギャラの取り分が多いと言われることが多かった。2019年に「闇営業問題」が話題となった際には、ギャラの配分が「事務所9対芸人1」などと言われ問題視された。しかし、吉本興業の岡本昭彦社長は当時、「いろいろ安いなどと言われたりしていますけど、会社9でタレント1とかはまったくなく、ざっくりした平均値で言っても5対5から6対4です」と否定した。しかしこれに対して、一部の芸人から「そんなことはない!」と大ブーイングが起きた。あるお笑い関係者はこう話す。

「特に若手芸人に関してはギャラが安いのは今も昔も変わらないようです。中堅や冠番組が持てるようになるとやっと増えてくる。ただ、一般的に芸人と事務所で、6対4とか7対3の配分が多いと言われる中、吉本興業が他の事務所と違うのは、全国で12の常設劇場を運営しているということです。立てる舞台があることは若手にとっては腕を磨くいい環境と言えるのではないでしょうか。ブレークすれば億単位のギャラがもらえるけど、そうでなければ多くはもらえない“アメとムチ”の管理とも言えますね」

 全国に6000人いるといわれる吉本芸人。スター芸人になれるのはほんの一握り。激しい“ギャラ格差”はまさに「天国と地獄」である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった