著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

引っ張りダコの大泉洋が象徴「タレントは好感度が命」 彼こそ「マルチ」と呼ぶにふさわしい

公開日: 更新日:

「この人、歌手だったの」「昔、主演する俳優だったんだ」と認識を改める若者も少なくない。

 しかし、大泉は「マルチ」と呼ぶにふさわしい。映画ではコメディーからシリアスまで主演を張る。ドラマでは大河から民放まで役の幅も広い。バラエティーに出れば、芸人に負けず劣らずのしゃべりと、リアクションでお株を奪う。

 司会も器用にこなす。3年連続で「紅白」の司会を務めたのも、類いまれなアナウンススキルをNHKが買ったのだろう。

 元NHKアナの有働由美子が春から初の音楽番組の司会をしているが苦戦続き。正統派過ぎて面白みに欠けている。対照的に大泉の「SONGS」の司会は相手の懐に入っていく話術と面白さがある。

 各ジャンルで存在感を示す大泉。本人は「どれも中途半端」とインタビューで語っているが、テレビ界の地図を確実に塗り替えている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲