著書「Coming OUT!」でLGBT明かした 元「東京少年」笹野みちるさんは障害者福祉施設勤務

公開日: 更新日:

 1995年に「Coming OUT!」出版後、体調を崩し一時、出身地・京都へ戻っていたそうだが、誹謗中傷に苦しんでのことではなかったのだ。

「思っていた以上に反響があって高揚し、その反動でうつに。音楽を再開し、休学していた大学に復学したりするうち元気になりました。出版はいまだに『勇気をもらった』などと言っていただくので、出版して良かったな、と思っていますよ」

 2003年に再上京。音楽活動のため?

「いえ、実は当時のカノジョが東京へ転勤になったのでついてきたんです(笑)。で、再上京してみたら、『東京少年』の頃は忙しくてわからなかった東京の魅力がわかってきて、そのままずっと東京にいます。振り返ると、私は目標を立ててそれに向かって人生切り開いていくタイプじゃなくて、いつも受け身で、恋を転機に、人生が大振れするということを繰り返してきました。『恋はこりごり』『もう出家する』と言いながら、また恋をして(笑)。今、パートナーがいるかどうかはご想像にお任せするとして、こういう流れに身を任せる人生も面白いです」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった