著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

今年の夏は観劇三昧…新宿・花園神社で39年続いてきた「椿組」野外劇終了に感慨ひとしお

公開日: 更新日:

 さて、私の全収入の大半は舞台からであり、出演か演出かまたその両方か。のべつやって年6、7本。大劇場もあれば小劇場もあるから、本数は多くても実入りはテレビに比べりゃ大したことはない。

 ところがこの夏はその連続がぽっかりあいてしまった。日頃忙しくてなかなか知り合いの芝居を見られないので、時間があくと観劇三昧ということになる。収入はないのに芝居ばかり見て、今はすっかり観劇貧乏だ。

 NYLON100℃「江戸時代の思い出」、いや、素晴らしいほどのナンセンス。大倉孝二三宅弘城、今や人気者だらけの劇団の初の時代劇。1ミリも話が進まない3時間。さすがケラ、よく書けるなあ。もちろん笑いはふんだんにあるが、それももう目的じゃない感じ。

 4人ミュージカル「BATS IN THE BELFRY」、予備知識なく見たら全編英語。でも日本オリジナル。セリフの20%もわからなかったが、楽曲もよく感動。若くして死ぬが、残された一人娘を見守るためバンパイアになって生きる母親、池田有希子ちゃんに泣けた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  2. 2

    複雑なコードとリズムを世に広めた編曲 松任谷正隆の偉業

  3. 3

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  4. 4

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  5. 5

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  1. 6

    国宝級イケメンの松村北斗は転校した堀越高校から亜細亜大に進学 仕事と学業の両立をしっかり

  2. 7

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  3. 8

    維新のちょろまかし「国保逃れ」疑惑が早くも炎上急拡大! 地方議会でも糾弾や追及の動き

  4. 9

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  5. 10

    【京都府立鴨沂高校】という沢田研二の出身校の歩き方