即興コント番組「そのコントやってみます」が今、必見の理由 リアリティーを生み出す経験値の高さがカギ

公開日: 更新日:

 久々に見応えのあったコント番組といえば、「そのコントやってみます」(テレビ朝日系、6月28日放送)になるだろう。

 企画は実にシンプルだ。事前にクジを引き、「コント設定」「コント途中で入れるべきミッション」「オチの台詞」が決定。まもなく、オードリー平成ノブシコブシ吉村崇、ハライチ、アルコ&ピース、ゲストのベッキーが観客を前に即興コントを披露する。

 とくに印象に残ったのが「密室殺人事件」。ミッションは「号泣しながら魂の叫び」、オチは「それ、最初に言ってたやつ!」だ。密室に倒れるベッキーと現場検証する警部の吉村。そこに部下の澤部佑が被疑者の平子祐希、酒井健太、岩井勇気春日俊彰、斧を持った覆面姿の若林正恭を連れてやってくる。岩井に「怪しいな」と疑いの目を向ける吉村に対し、すかさず澤部が「いや警部、あいつでしょー!」とオチへの伏線を張る。

 平子は「あいつ(若林)はこの子(ベッキー)の彼氏」、酒井は「電話の途中で彼(若林)が入ってきて『斧ある?』って僕聞かれました」、岩井は「あいつ(若林)が土掘ってたところに遭遇してる」、春日は「(若林が)シャワー浴びたそうな感じだったんですぐに交代してあげた」と証言。それでも、吉村は核心をつかない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較