著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

小林亜星が豪快に語った作曲法 そして「寺内貫太郎一家」頑固オヤジ役ができあがるまで

公開日: 更新日:

 収録後、1974年の大ヒットドラマ「寺内貫太郎一家」について話が及ぶと、当時の亜星さんは金色の長髪にサングラスだったそうです。

「びっくりしましたよ! 太ってる役者さんがいなくて役柄が私の体形にぴったりだって言うんですよ。それでどうしてもやって欲しいって言われて、当時金髪でサングラスかけてたんだけど、丸刈りの“頑固オヤジ風”にしましたよ」

 原作の向田邦子さんは“金髪&サングラス”に難色を示されたようですが、演出の久世光彦さんが坊主頭を提案し、それを亜星さんが受け入れられたそうです。

「演技は、言われるままにやったつもりだけど、メシ食ったり、怒鳴ったり、ケンカするシーンが多かったからアドリブの方が多かったかな」

 毎回、西城秀樹さんを投げ飛ばすシーンが有名でしたが、「あれね……格闘技もやったことないし、力加減がわかんなくて最初は弱くやってたんですけど、西城さんに『僕は大丈夫ですから思い切り来てください!』って言われて思い切りやったらあんなことになっちゃってね。腕を骨折したんじゃなかったかな? 本当に申し訳なかった」と汗を拭きながら恐縮されていました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃