ヤクルト1位・松下歩叶 納得いかない試合の後は自ら志願、下級生に混ざってノックを受けた向上心

公開日: 更新日:

松下歩叶(法大・22歳・内野手)

「いきなり呼ばれたので、ドキドキする間もありませんでした」

 そう話すのは、松下の父の和徳さん(52)。ドラフト会議当日は、自宅で母の弥生さん(49)、弟の純大さん(15)とテレビの前にスタンバイ。兄の喜一さん(24)は静岡県磐田市にある「ヤマハ発動機」に勤務。営業職を担当しているため、テレビ電話をつないでヤクルト1位指名の瞬間を見守った。

 3人兄弟の次男として生まれた松下が野球を始めたのは、幼稚園年長の11月ごろ。

 学童軟式野球チーム「狩野エンゼルス」に、小学3年だった喜一さんと共に入部。中学時代は静岡の硬式野球チーム「裾野シニア」に。しかし、神奈川・南足柄市にあった自宅から通うのは簡単ではなかった。

 主な練習拠点だった三島市の長伏グラウンドまでは車で1時間以上。練習は水、土、日曜の週3回。

 和徳さんは環境ビジネス関連企業で現場仕事が多いため、送迎は日曜日を担当。水曜のナイター練習と土曜日は飲食店でパート勤務をする弥生さんが送り迎えした。

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