著者のコラム一覧
武内陶子フリーアナウンサー

1965年4月、愛媛県出身。91年にNHK入局。昨年秋からフリーに。

ラジオはアナウンサーではなく「パーソナリティー」という立ち位置なら、と引き受けた

公開日: 更新日:

 そしていざ始まったらまったくネタが尽きることなく(笑)、5年間で1日も話に困った日はありませんでした。例えば「引っ越し」というひとつのテーマでもリスナーさんの体験メールには何一つ同じ内容がない! こんなにさまざまな人生ドラマがあるんだと驚くばかり。

 私はそれをパーソナリティーとしてリスナーのみなさんとシェアし、「わかる、わかる!」と共感しつつ、自分の体験を話していく。そんな番組の作り方でした。たとえれば、私はパーソナリティーとして3時間半の縦糸を張り、そこにリスナーさんがどんどん横糸として入ってきて、毎日違う楽しい織物が出来上がっていくイメージ。

 テレビに出ていた時よりも不思議と街中で声をかけられる回数も増えたんですよ。住んでいるマンション内でも「いつも聴いてますよ!」と言われるようになりました。

 ラジオ人口は意外と多く、いつの時代もパーソナリティーとリスナーの関係は特別な濃さなのではないかと思います。その上、今のリスナーさんたちはSNSでつながったりして、オフ会を開いたり、仲よくなった人たちで連絡を取り合ったりしているようでした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃