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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

モグライダーともしげの「自分である意味」は、相方の芝大輔が最も認めている

公開日: 更新日:

「僕、あんまり手応えがない人生なんですよ」
(ともしげ/テレビ東京系「あちこちオードリー」1月22日放送)

  ◇  ◇  ◇

 2021年の「M-1グランプリ」(テレビ朝日系)でファイナリストになって以来、バラエティー番組に引っ張りだこのモグライダー。器用でスマートな芝大輔(41)と不器用で天然ボケキャラのともしげ(42)という対照的なキャラクターのコンビだ。23年10月に鳴り物入りで始まった「ジョンソン」(TBS系)のメンバーにも選ばれ、順風満帆……かのように見えた。しかし、その「ジョンソン」が1年足らずでまさかの終了となってしまった。

 SNSにはその状況を表し、「風前のともしげ」という秀逸な投稿があり、それを見たともしげは思わず笑ってしまったという。ともしげは、そのようにエゴサーチを欠かさない。その理由を語った言葉を今週は取り上げたい。

 ともしげはネタも書いていないし、それどころか「ともしげができないことを見せる」ことが前提のネタのため、芝からハッキリと教えてもらうこともない。後輩からも尊敬していると言われないし、モテるわけでもない。結果「自分の意味があるのかな」と考えてしまう。だから「手応え」を感じたくてSNSを見てしまうという。

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