「GiriGiri」がTikTok総再生回数23億超え! KOMOREBIインタビュー

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「ギリ…ギリ…ギリ、ハッピー!」の中毒性のあるメロディーで「TikTokトレンド大賞2024」大賞を受賞。代表曲「GiriGiri」はTikTokの総再生回数23億超え。「1億まで“スン”って行ったんすよ。一番最初に言われたのは10億を超えたときだったので。時代スゲエな!って」(MATHEUS)という爆撃ヒットの裏を直撃した。

  ◇  ◇  ◇

 ――MAXIが現事務所に所属したことがグループ結成のきっかけになった。

MAXI 4年前、美容専門学生のときに僕のインスタを事務所がフォローしてくれて「今なら入れてもらえるかも」と連絡したら、面接前にモデルの仕事が決まり、所属することになりました。

 ――それまではどんな音楽活動を?

MAXI YUTAとSAMとは遊びで一緒に音楽を作ったりしていて、さらにOTAと仲良くなって、OTAはMATEUSと友達で、僕がみんなを紹介して同じ事務所に入り、その流れで5人で音楽活動をする事になりました。

 ――5人のチームに手ごたえはあった?

SAM “自分達だったらやれるだろう”っていう確信はありましたね。

MAXI 同じ事務所でプロデューサーの(RIP SLIYMEの)PESさんにも「いいじゃん」って言っていただいて、その出会いも運が良かった。

 ――グループ名の由来は?

YUTA 僕たち、フィリピン、ブラジル、イギリスのハーフとルーツがバラバラで、

OTA 日本に住んでるし。

YUTA あえて英語に訳せない日本語にしようと。木の間から差し込む光……俺たちが光。

SAM 光になっちゃおうぜ!って。

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再生回数1億回まで“スン”って行ったんですよ

 ――「GiriGiri」は瞬時に再生回数が億超えヒット。曲作りはどうやって?

OTA どういう音楽を作りたいかっていうリファレンスをヒットメーカーさんに送って、作ってもらって。

SAM そこに僕たちでリリック(歌詞)を乗せていく“フック選手権”をやって。

YUTA SAMから「ギリギリ毎日を」っていうワードが生まれて、それを深掘りしていったんです。

MAXI 友達が職場に慣れずにいたり、自分たちもアセりがあって。

SAM ちょうど同級生たちが大学を出て就職するタイミングで、エールを送りたかった。

YUTA モデルの仕事もある時はあるけど……自分たちもギリギリだったしね。

MATHEUS OTAの口ぐせがね。

OTA 俺もギリギリだったもん。「そろそろ就職しようかな」が口グセで。

MATHEUS 来年25歳ですからね、このままでいいのかって。

YUTA でも、ギリギリだけじゃ救いようない、僕たちらしくないな、ってなって。 

SAM ベストフレンド(メンバー)がいるからハッピーが維持できる!

MAXI “不幸中の幸い”をオレたちなりの言葉に変換したのが「ギリハッピー」です。

 ――ネットでバズったきっかけは?

MAXI 僕たちが動画をあげてすぐにK-POPアーティストのENPHYPENさんがダンス動画を上げてくれて。

MATHEUS 再生回数1億回まで“スン”って行ったんですよ。一番最初に伝えられたのが10億を超えたときで『時代スゲエな!』って思いました。また紹介される時に20億に増えて、毎回紹介される度に数が増えています。ENPHYPENさんはフォロワーが国1コぐらいいるんですよ。それでみんながマネしてくれるようになって。ちなみにKOMOREBIの国はコテージぐらい(笑)

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フィリピン、ブラジル、イギリス、僕らのルーツの国でライブをやりたい

 ――バズるを超越したヒットで変わったことは?


YUTA 一人暮らしを始めたメンバーが増えた。

MAXI 本当に老若男女いろんな方に知っていただけるようになったことがメチャメチャ嬉しいです。上の世代の方に「昔のRIP SLYMEに似てる」って応援していただいたのも嬉しいですし。今RIPのPESさんにプロデュースで関わっていただいているんですが、同じ匂いを感じ取っていただいたのは光栄です。

MATHEUS コラボとか、スチャダラパーさんの「DA・YO・NE」をフィーチャリングリミックスしたり、活動の場が広がりました。

MAXI 両親がダンサーで、スチャダラパーのGAKUさんと同級生だったり、PESさんは子供時代の僕を覚えていて「大きくなったね」って言ってくれたり、子供の頃に憧れていた方たちと仕事ができるようになったのは不思議でもあります。
 
 ――今後もモデルとアーティストは並行する?

SAM モデルは体の表現で、写真や動画のアート。音楽は心に響く“心のアート”で表現が違うから面白い。モデルとして撮った写真はシーズンが終わると役目が終わるけど、音楽は作品がずっと残る。だから音楽は一生やっていきたいよね。腰が90度に曲がるまで(笑)。

MATHEUS モデルの仕事は子供ができたときにパパかっこよかったんだよ、って言えるかな。音楽は、環境でリリックが変わる作るものがどんどん変わるから、そこも面白い。今、日々自分の感情が変わって、作りたいものが毎日変わるのが楽しいんです。

MAXI モデルがなかったら、今の音楽活動にも繋がらなかったので両方とも死ぬまで辞めるつもりはないです!

OTA 両方続けて、心優しきクリエーターになりたい。

 ――今後のビジョンは?

YUTA みんなのルーツの国、フィリピン、ブラジル、イギリスなど海外のいろんな国でライブやりたいですね。

MAXI 海外ツアーやりたいですね。海外でMVも作って。

MATHEUS 太平洋の沖で! 夢の向こうまで行きたいです!

(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ

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