家入レオさんの出発点は尾崎豊『15の夜』…「シンガー・ソングライターという職業を知って固定概念が覆された」

公開日: 更新日:

音楽でなら許されることや、逃げ場があると思うことができた

「15の夜」のどこに共鳴したかというと、心の整理がまだついていない少年の嘘のない叫びがつづられているところだと思います。「盗んだバイクで走り出す」という歌詞にも。

 尾崎さんはルールに反していることを大声で歌っている。しかも、それが圧倒的に支持されている。「盗んだバイク」というフレーズを聴いて、音楽でなら許されることや、逃げ場があると思うことができた。自分は自分であらねばならないとか、女子であらねばならないとかではなく、未来のレールに縛られることからの解放感があったのが救いでした。

 尾崎豊さんにはいろんな逸話がありますが、本当のことは本人にしかわからない。尾崎さんの歌が人の心を惹きつけるということがすべてだと私は思います。

 尾崎さんにもきっと破天荒な一面があったのかもしれませんが、それは私を含めてすべての人に言えることのような気もします。日々生活していて、みんな普通の人に見えるけど、その普通に見える人の心のどこかに激しさやむなしさが眠っているんだと思っています。朝起きて、スーツや制服を着て、電車に揺られたりしている人の中にこそ、誰にも知られたくない聖域があるというような。人には見せないそういう気持ちがあるからこそ、尾崎さんの曲に心を奪われてしまうのかなぁって。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網