著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

フジテレビの低予算、過去映像番組が面白い!スポンサー離れはケガの功名か

公開日: 更新日:

 というか、自分で言うのもなんだが、ほぼ100%正解した自分がどれだけフジっ子だったかと改めて気づかされた。

 かなりの付け焼き刃、なおかつ低予算で作られたのは明らか。

 卒アルも軽部真一とか神田愛花とか佐久間宣行とかフジがらみの番組に出演している人のものが多く、回答者もずん飯尾和樹、FUJIWARA藤本敏史、椿鬼奴ら地味過ぎるのがなによりの証拠だ。

志村けんの番組で田代まさしも復活

 今後はこんな番組が増加するのだろうと思ったら24日にはさっそく「国民が選ぶ!志村けんの爆笑ベストコント30」なる番組が放送された。これまでドリフの企画はあったが、これはその志村バージョンだ。

 この手の番組では何人かのゲストを入れ、一緒にVTRを見ながら笑っている姿をワイプで捉えるのが一般的だが、予算削減でゲストを呼べないのか、それがなかったのが逆によかった。

 CMがなく、スポンサーに気兼ねすることもないからか、田代まさしの映像が解禁されたのも朗報だ。ある時期、志村の相棒的存在だった田代の封印が解かれたことで志村の名コントがまた見られるのはありがたい。

 どうせスポンサーからは見放されているのだから、やりたいことをやればいい。テレビがやらない「財務省解体デモ」なんか報じたら、視聴者のハートをもっと掴めるかも。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然