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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

くすぶっていた20代…ヒコロヒーが売れても舞台とネタを大事にするワケ

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 よくコント師はコントでキャラを演じるため、改めて素の自分も認められないといけないという意味で「2度売れないといけない」といわれる。だが、ヒコロヒーは小峠の言葉どおり、ひとたびネタを認知されると、バラエティー番組でも受け入れられるのは早かった。そういった意味でも彼女はネタを大事にしているのだろう。

「テレビに出させてもらうようになってお金はあるけど、そういうことじゃない」と単独ライブを終えたヒコロヒーは言う。「板の上に放り出されて、何もできなくなりたくない」(同前)

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