元ゾフィー上田航平 アメリカ挑戦の記録…日本のコントは国境を越えるか?

公開日: 更新日:

 昨年1月からトークライブを重ね、彼らはアメリカのお笑い文化、英語の習得状況、ネタの選定などさまざまな事柄について語り合い、ユニットメンバーや開催日までの計画を発表していった。そんな中、「キングオブコント」でラブレターズが優勝し、予期せず“日本のコント王者”がアメリカに挑戦する格好になったのが印象深い。

■「俺らがやる意味なくなっちゃう」

 番組を見ていてハッとさせられたのは、日本と同じネタで挑戦したい上田と、アメリカでキャリアを重ねてきたサクとの公演に向けた考え方のズレだ。

 上田は「(サクの意見を聞いて)全部やっちゃったら、まず俺らがやる意味なくなっちゃう」と口にする一方で、サクは「(僕は)スベれない。名前がかかってるんで」と語る。純粋にファニーなキャラクターや世界観で笑わせる日本、ニュース性のある素材を独自の視点で皮肉るネタが支持されるアメリカ。ふたりの対立は、この問題を内包しているように思えた。

 サクと上田たちの溝は埋まらぬまま公演当日を迎え、2日目には小道具や音声トラブルをきっかけに若干揉める様子も放送された。星野が仲介に入り、その後に上田とサクが朝まで話し合った結果、最終公演でもっとも良い反応を得られたという。しかし、各劇場から出演オファーが来ることはなかった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参院選神奈川で猛攻の参政党候補に疑惑を直撃! 警視庁時代に「横領発覚→依願退職→退職金で弁済」か

  2. 2

    国分太一だけでない旧ジャニーズのモラル低下…乱交パーティーや大麻疑惑も葬り去られた過去

  3. 3

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  4. 4

    参院選千葉で国民民主党に選挙違反疑惑! パワハラ問題で渦中の女性議員が「証拠」をXに投稿

  5. 5

    石破首相の参院選応援演説「ラーメン大好き作戦」ダダすべり…ご当地名店ツラツラ紹介も大半は実食経験ナシ

  1. 6

    ホリエモンに「Fラン」とコキ下ろされた東洋大学の現在の「実力」は…伊東市長の学歴詐称疑惑でトバッチリ

  2. 7

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  3. 8

    参院選終盤戦「下剋上」14選挙区はココだ! 自公の“指定席”で続々と落選危機…過半数維持は絶望的

  4. 9

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  5. 10

    「サマージャンボ宝くじ」(連番10枚)を10人にプレゼント