ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」
「一番の魅力は瞬発力ですね」
今季、「40本塁打、100打点」をクリアした阪神の佐藤輝明(26)をこう評するのは、ソフトバンクの柳田悠岐(37)。2023年1月、共に自主トレを行った“師匠”は今のサトテルについて、こう続ける。
「パワーじゃなく瞬発力? 瞬発力もパワーなんです。ゼロの状態から一瞬でどれだけ大きな力を出せるか。彼はそれがとても優れています」
本紙日刊ゲンダイ記者が「実績的にはまだまだ“師匠”には及ばないですが……」と問いかけると、柳田は「いやいや、(能力は)自分より全然上ですよ」と、かぶりを振るのだ。
サトテルにとって柳田は、仁川学院高時代から憧れの存在。2人の共通の大師匠である阪神の糸井嘉男SA(スペシャルアンバサダー)を通じて関係を深めてきた。柳田は187センチ、90キロの巨体ながら走攻守三拍子が揃い、かつてトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁)を達成。謙遜もあるだろうが瞬発力のカタマリである柳田ならではの指摘ではある。実際、瞬発力の有無が大きく影響するスイングスピードは今年7月、阪神史上最速本塁打となる181キロをマーク。名球会員の評論家・山崎裕之氏も「下半身主導で体をうまく回転させ、最短距離でバットが出ている。インパクト重視でヘッドを生かして打てている」と言っている。


















