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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

尾藤イサオ御年81歳『あしたのジョー』熱唱にクギ付け…アニソンは時代をまたぐのだ

公開日: 更新日:

天童よしみは「いなかっぺ大将」

 子供の頃に見ていたアニメということもあるけど、いい歌だと正直、思った。とにかく歌詞がいい。「あしたのジョー」など歌詞がちゃんとストーリーになっていて、それだけでアニメの世界観が伝わる。作詞を手掛けたのは寺山修司。「ひみつのアッコちゃん」も共作ではあるが、作詞を手掛けたのは井上ひさし。そりゃあ染みるはずだ。

 それに比べ、今のアニソンはメロディー重視で歌詞など二の次三の次、たまにキャッチーなフレーズを入れときゃいいって感じか。何を歌っているのか不明なことも。

 そんな世代間ギャップの番組はさまぁ~ずがMCの「ミュージックジェネレーション」(フジテレビ系)や「ハマダ歌謡祭」(TBS系)などでこちらもZ世代に置いていかれないようにと意識的に番組を見たりもするが、心底いいと思ったものはまだない。

 もっとも、若い人にとってはアニソン特集と思ってテレビを見たら「いなかっぺ大将」かと。半世紀以上も前の歌を歌われてもとなるのかも。いやZ世代は見ないか……。

「ゲゲゲの鬼太郎」(フジ系)が「私の愛した歴代ゲゲゲ」としてゆかりの著名人がセレクションしたエピソードを放送している。

 オープニングはもちろん不動の「ゲゲゲの鬼太郎」、原作者水木しげるの作詞だ。

 歌うはAdo。スタイリッシュで悪くはないのだが、やっぱり初代の熊倉一雄がいい。吉幾三や憂歌団、泉谷しげるや氷川きよしも歌ったが、熊倉にはかなわない。

 昭和ブームとか平成ブームなんてちゃんちゃらおかしい。こちとら、その時代を生きてきたんだと思ったりして。

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