ずっと夢を見ていた…歌手の井上あずみさん脳出血での緊急手術を振り返る

公開日: 更新日:

井上あずみさん(歌手/59歳)=脳出血

 去年の8月26日でした。デビュー40周年記念コンサートの当日リハーサル中、最後の曲である「君をのせて」を歌い終わったときに「脳出血」で倒れてしまったんです。開場の30分前の出来事でした。

 頭の右側がすごく痛くなって、それをアピールするために手で頭を押さえながら倒れ込みました。でもその瞬間に「あ、これは高価なマイクだから落としちゃいけない」と思って、床にそっと置いたのを覚えています。そういう演出かと思ったスタッフもいたくらいに丁寧に置いたんですよ(笑)。

 でも記憶はそこまで。後から聞いた話では、舞台袖から駆け寄ってきた娘に、「わたしの代わりにやって」と言い続けていたそうです。娘も歌手ですし、40周年記念で遠方からもたくさんの人が来てくれていたので、どうしてもやってほしかった。じつは歌いながら、本番が終わった後の打ち上げのことばっかり考えていたんです(笑)。「大成功!」って乾杯して、お礼の言葉はどうしようって。だけどコンサートは中止。開場時間になっても扉を開けることができず、最寄りの駅まで長蛇の列ができて大変だったと聞きました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも