1年ぶりNHKレギュラー復活「ブラタモリ」が好調も…心配な観光番組化、案内役とのやり取りにも無理が

公開日: 更新日:

 もうひとつ、相変わらず鼻につくのが、案内役の学者や地元自治体関係者が、わかりきったことをタモリに質問して答えさせようとする演出だ。伊勢街道編でも、由緒ある寺とはいえ、柱の張り紙の「阿弥陀如来」を「なんて書かれておりますか」と聞く。タモリは特別な読み方でもあるのだろうかと戸惑いながら、「あみだにょらい……ですか」と答えると、「はい(その通りです)」。これには、見ているほうもズッコケた。

「高く評価されてきた番組なのですから、もう毎回面白くなくたっていいんです。無理をして、番組の質が落ちるようなことはしてほしくないですね。1カ月置きの放送でもいいじゃないですか」(放送作家)

 タモリが案内役に専門的な質問をして、質問された方が博識ぶりにびっくりというのが、この番組の見どころのひとつなんだけどなあ。

(海原かみな/コラムニスト)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    「地球を救う前に社員を救ってくれ!」日テレ「24時間テレビ」が大ピンチ…メインスポンサー日産が大赤字

  4. 4

    仰天! 参院選兵庫選挙区の国民民主党候補は、県知事選で「斎藤元彦陣営ボランティア」だった

  5. 5

    たつき諒氏“7月5日大災害説”を「滅亡したんだっけ」とイジる古市憲寿氏に辛辣な声が浴びせられる理由

  1. 6

    参政党・神谷代表は早くも“ヒトラー思想”丸出し 参院選第一声で「高齢女性は子どもが産めない」

  2. 7

    兵庫は参院選でまた大混乱! 泉房穂氏が強いられる“ステルス戦”の背景にN党・立花氏らによる執拗な嫌がらせ

  3. 8

    「国宝級イケメン」のレッテルを国宝級演技で払拭 吉沢亮はストイックな芝居バカ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  5. 10

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策