秋篠宮家の初孫、慶事なのに…眞子さんの出産をテレビ・新聞は当初スルー、宮内庁発表が遅れたミステリー
それなのに、新聞やテレビのこれまでの“沈黙”はいったいどうしたことだろう。
週刊文春の電子版(5月28日)では「眞子さん極秘出産」と報じてはいるが、ネタ元はセブンだけ。デイリー新潮(5月26日)は、セブンの報道が「事実ならばおめでたい話なのは言うまでもない」と前提を付けて、「秋篠宮家にとって歓迎すべき出来事のはずだが、目下、あまりそういった雰囲気も伝わって来ない」と報じるだけだった。
“類例を見ない”形で結婚し、ニューヨークへ旅立ってしまった娘を許せないという秋篠宮の気持ちはわかるが、「眞子さんに初孫が生まれれば和解するのではないか」という国民の淡い期待もむなしいようである。
今も姉と連絡を取っているといわれる秋篠宮佳子さんが、6月4日からブラジルを親善訪問する。超過密スケジュールの7日間だそうだが、帰国時にニューヨークへ立ち寄り、眞子さんと赤ちゃんに会う可能性はないのだろうか。
多くのメディアは、「セブンが報じた」と引用するだけで、事実確認に動かないのはなぜか? 両親はともかく、その子どもがジジ・ババの祝福を受けられず、多くの日本人からも歓迎されないとしたら、その子が哀れである。 (文中一部敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)