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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

フジはキムタク祭り…過去の栄光にすがり“懐かし映像鑑賞会”で手を抜くテレビの末期症状

公開日: 更新日:

使いまわし感が否めない

 もっとも尺をとったのは「名作ドラマ最終回視聴率TOP20」のランキング。同率19位は田村正和主演「古畑任三郎(第3シリーズ)」と、深田恭子がHIVに感染した女子高生を演じた「神様、もう少しだけ」の28.3%に始まり、1位の木村拓哉主演「HERO」の36.8%まで、その視聴率の高さからあの頃のフジテレビがいかに輝いていたかがわかる。

 とはいえ、そのほとんどがキムタクがらみのドラマでフジとキムタクの親密さがわかるが、これらの映像はそれこそ何度も何度も見たもので「またこの映像か」と使いまわし感が否めない。

 ちなみに、出てきた月9ドラマの多くは先日古巣に訴えられた大多亮元専務の仕事だった。ここだけやけにボリュームが多いと思ったが、よくよく考えれば、この最終回を見て面白そうならフジテレビ「FOD」の有料プランで見てね、と客集めをしているのではないかということ。

 貧すれば鈍す。こんなふうにアーカイブを食い散らかしてみたところでいずれ枯渇する。むしろどん底の今だからこそチャレンジして、フジここにありを見せるべき。

 過去の栄光にすがり、アーカイブに依存するだけでは未来は開けない。

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