山下達郎フジロック初出演、妻・竹内まりやもサプライズ登場 “カリスマ”ぶりは健在だった
近年、音響編集技術が向上しすぎた結果、ライブが劣るアーティストも増えているが、達郎の生歌はレコード発売当時と変わらず、むしろそれ以上。年齢を感じさせるどころか、キャリアが培ったパワフルで研ぎ澄まされたギターカッティングで聴衆を魅了。会場のGREEN STAGEは超満員、通路はほぼ通行止め状態になっていた。
「呼んでいただいて本当にありがとう。その上こんなに集まっていただいて、重ねて重ねてありがとうございます。私はおかげさまで今年デビュー50周年を迎えることができました」「50年もやっていると、こういうところで何をやるか迷って迷って」と語った達郎。ミスタードーナツのCMでおなじみの「ドーナツ・ソング」など、ステージに立つ達郎は気さくなアーティストといった印象で、会場は達郎ミュージックにのみ込まれた。
妻でもある竹内まりや(70)へのプロデュース曲「プラスティック・ラヴ」を演奏すると、途中竹内がサプライズ登場し、後半は竹内が歌唱。歌い終えると颯爽と走り、次はコーラスに加わるという演出。大型ビジョンには達郎の演奏の後ろに竹内がコーラスに立つ姿が映し出され「RIDE ON TIME」「アトムの子」など誰もが知る名曲が続き、最後は1人ハンドマイクで「さよなら夏の日」を歌い上げ、計10曲を披露した。