著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

疲労減少、活力向上の「マイクロブレーク」…1分の休憩でもOK

公開日: 更新日:

「マイクロブレーク」といわれる数分間の休憩を仕事や勉強の途中で挟むと、疲労が軽減するだけでなく、活力やハッピー感も増すという報告があります。

 ルーマニアにあるティミショアラ西大学のアルブレスクらは、マイクロブレークが、気分や仕事・勉強のパフォーマンスにどれくらい効果があるかを調べています。

 この研究では、オンラインの論文データベース上にある、1990年から2021年4月までに発表された「マイクロブレーク」や「休憩」と名の付く論文を集めて、分析するという手法で行われました。

 集める際も、「健康な人で、疲れるような仕事や課題をしている人たちを対象としていること」「休憩を取らなかったグループや別の休憩を取ったグループとの比較があること」などを条件にすることで、最終的に19の論文から全体の傾向や効果の大きさを調べました。研究サンプルは、実に合計2335人に及んでいるため、膨大な分析と言えるでしょう。

 体系的に調べた結果、マイクロブレークを取ると、活力が増加し、疲れを取り除くのに役立つということが統計的に示されたといいます。また、これらの好影響は、休憩時間が何分であろうと、休憩前にどんな種類のタスクをしていようと、ほとんど変わらないことも分かったそうです。つまり、人によっては1分の休憩でもいいし、4分の休憩でもいい。ほんの少しだけ気分転換をするつもりで休憩する。たったそれだけで効果があるのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”

  4. 4

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  5. 5

    ホルムズ海峡封鎖で習近平指導部が高笑い 中国の石油備蓄量は日本の5倍超、いまだ一滴も放出せず

  1. 6

    高市首相「イヤイヤ集中審議」の一部始終…収まらないイライラ、官邸崩壊もチラつき深まる孤立

  2. 7

    田尾監督には感謝しかない 電撃解任の際は一緒に辞めるつもりだったけど…

  3. 8

    故・中山美穂さんの遺産めぐる「相続トラブル」報道の実相…ひとり息子の相続放棄で、確執の実母に権利移行か

  4. 9

    ボクシング元世界王者・内藤大助さんは昨年ジム開設「ジィちゃんバァちゃんも大歓迎」

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希がまたも背信投球…指揮官まで「物足りなさ」指摘でローテ降格カウントダウン