立浪和義の「白米禁止令」は星野仙一イズムの継承だろう…かつては自身も大目玉を食らっていた
立浪和義が監督を務めた2022年から24年までの3年間を振り返ると、チームに活気や明るさが欠けていたといわざるを得ない。
23年8月にはバンテリンドームの食堂から白米が消えたと騒ぎになった。食堂に貼られた紙には、「お米」の部分を赤いペンで囲って強調。炊飯器には布がかぶせられていた。一応、おにぎりは用意されていたようだが、俺が驚いたのは白米を禁止したことじゃない。腹いっぱいで試合に臨むから結果が出ないと、それを成績低迷の理由にしたことだ。
コトの発端は、主砲の細川成也の打撃不振だったという。たしかに、彼はめちゃくちゃ食うからね。試合前にバクバク食べていたのが立浪の癇に障ったのかどうか。
立浪はかつて、試合中に両手でおにぎりをほおばっているところを星野仙一監督に見つかり、カミナリを落とされたことがあった。その後すぐに白米は球場から姿を消し、炭水化物はバナナだけに。それが頭にあったのか。おそらく立浪の思いつきなんだろうが、その話を聞いて、やっぱり星野さんの影響を色濃く受けていると思った。