著者のコラム一覧
南渕明宏昭和医科大教授

心臓血管外科専門医、医学博士。

お国言葉の効用…手術前、同郷の看護師さんに接してもらう

公開日: 更新日:

 私は患者さんの出身地をよく話題にします。というか必ず尋ねます。興味があるからです。関西の出身の方だと言葉が通じますので、だいたい話が盛り上がります。

 私は小学校は4年生まで奈良、5年生から大阪、中学からは東京の寮のある学校に来ました。

 基本、OSは関西弁です。関西の古代からの雅な言葉を話せるので、多くの人がそうであるように、自分が関西弁を話せることに誇りと優越感を持っています。

 患者さんとの話の中で関西人の「片鱗」を見つけたら、「なんや、オオサカでっか? どちらです? トクシマ!? そらオオサカ違いますよ、ぜったいに! 失礼しました」ということもあります。

 四国はオオサカ弁に似ていますが「オオサカと一緒にされるのイヤ!」と、やはり郷土に「誇り」を持っておられるので尊重しなければなりません。神戸や京都の人にも「オオサカですか?」と聞くと怒られたりします。

 こどもの世代が関東にいて、親御さんが遠方から来て手術をお受けになるという患者さんがいます。たまたま、その地域出身の看護師やスタッフが周りにいると「患者さんのところに行ってなにか話をしてよ!」とお願いします。

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