参政党の公党にあるまじき「メディア排除」気質…会見場から神奈川新聞の批判記者を締め出し
「記者排除」が波紋を呼んでいる。参政党が22日、神谷宗幣代表らが出席した国会内での定例会見で、神奈川新聞記者の参加を認めなかった。
23日付の神奈川新聞によると、同紙記者が受付で名刺を渡して着席すると、スタッフから「事前登録をしていないと駄目」と一方的に退席を求められたという。この記者は参院選期間中に神奈川選挙区の参政党候補を批判する記事を書いていた。申請の有無を確認されずに参加した記者が他にいることを伝えたが、スタッフは「決まりがある」と言い張り、最後は「警備を呼んだ。出ていって」と恫喝し、記者を締め出した。
日刊ゲンダイにも届いた会見の開催案内には、「事前登録が必要」とはどこにも記されていない。
参政党は24日公式HPを更新。「当該記者が参議院選挙期間中、参政党の街頭演説で誹謗中傷などの妨害行為に関与していた」と主張し、「混乱が生じるおそれがあると判断」したと説明した。「事前登録」を持ち出したのは、批判記者を排除するための口実だったのか。
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