川上麻衣子さん「落語」「猫がいる高齢者シェアハウス」「再びスウェーデン語を」

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川上麻衣子さん(俳優/59歳)

 スウェーデン生まれの川上麻衣子さんは俳優のかたわら保護猫の活動やガラスデザイナーとして多忙な日々。やりたいことは落語から母国語の習得まで幅広い。

  ◇  ◇  ◇

 死ぬまでにやりたいことのひとつは落語を一席覚えること。以前からやってみたかったのです。

 昔は女性の落語家さんが少なかったですよね。2012年に亡くなられた新藤兼人監督と「女優さんに落語ができるかどうか」を話し合ったことがあったんです。監督は「無理です」と即答。理由は「女優さんは高座に上がった瞬間に笑う対象ではないから」と。それを聞いて私は「落語家さんは登場した瞬間に笑っていいという雰囲気を出さなきゃいけないから、女優には難しいかな」と思いました。

 新藤監督がこの女優さんなら落語を聴いてみたいと唯一思ったのは杉村春子さんらしくて。江戸弁が達者ですし、笑っていい雰囲気も持っていますものね。監督は杉村さんの大ファンで、憧れの意味もあったんでしょう。今は女性の落語家さんも増えて、演目も女性版の「芝浜」をやっていらっしゃる方もいますから、落語を見に行くたびに「私もやってみたい」と思うんです。もしトライするとしたら大ネタはハードルが高い。立川志らくさんには「紙入れ(=女性の恋愛話)がいいんじゃないか」とおっしゃっていただきました。でも、やるつもりで聴くと、「やっぱり難しそうだなあ」と(笑)。死ぬまでには一席を人前で披露できるよう頑張ります。

 以前から保護猫に関する活動や「人と猫の共生がテーマ」の講演をやっています。私はもうすぐ還暦になるんですが、還暦は保護猫が欲しい人にとってキーポイントになっていて、60歳になると猫を譲ってもらえないケースがあるんですよ。今、猫は20年くらい生きますから、60歳で子猫を引き取ると80歳まで面倒を見なきゃいけないので。だから、私は還暦過ぎても猫といられるような社会になってほしいと思うんです。

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